遊びは勉強、勉強は遊び。
御手洗大輔研究室 3.0
法を通して社会、教育を考える
御手洗大輔研究室 3.0は、ユーザー各位と考えを共有したり、異なる意見や未知のアドバイスを探し当てて学ぶ中で融合したりすることを通じて、複眼的思考を誰もが習得し、これからの日本法、日本の教育、日本社会、日本人について考えるための仮想空間です。
法は無力だが、役に立つ
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法を学ぶほど、人は成長する
2021年09月16日
◆『現代法の理論』第4章をKindle版で上梓しました。
◇初年次教育向けの法学演習の綱要を論じた第1章、法学ないし法学概論の綱要を論じた第2章、法学演習のうち判例研究の綱要に続くものです。第4章では、法律学入門の綱要を論じています。
◆今後の予定としては、第5章で日常生活の中に存在する法について(多文化共生の流れと地域社会のあり方の枠組みからこれまでに調査分析してきた実際の事例の紹介)、そして第6章において法教育と法学教育について論じます。
決まりは行間に存在する
2022年2月22日
決まりとは、ルールであり、法のことです。そして、決まりは文字に現れます。
しかしながら、決まりとして文字に現れたものが決まりの全部ではありません。むしろ文字に現れる内容は一部にすぎません。決まりとして私たちに要求される内容の多くは、文字と文字の間に隠れています(隠れているけれども伝えています)。
目に見えない内容を理解することは難しいように思いますが、実はコツがあります。このコツの大部分は話の流れ、論理的文章・論理的思考と呼ばれるものと同じです。そして、高卒と大卒を区別する基本は、この点の有無にあります。
下記のハンドブックは、大学生が4年間を有意義に過ごすための、論理的文章や論理的思考を習得するために上梓したハンドブックです。私は、この技術の修得が理系文系を問わず基本中の基本であると考えます。
現代法と地域マネジメント
2022年2月25日
◆日本社会も「内なる国際化」が進行中です。内なる国際化とは本サイトの見る法に照らせば、日本人、日本文化だけでない異国人、異文化との共生や様々な多様性を強制的でなく、任意に認め合う中でグローカル(Global+Local)な決まりを醸成しながら共に生きる現代法の通用する社会化です。
◇現代法は、様々な人々が、様々な年齢で存在し、様々な考えや知識を共有(Share)し合って新しい自分という人の成長を促す空間を支えるところに意義があると私は考えます。そして、これは地域マネジメントと重なる部分が多くあります。
◆「地域再生」や「まちづくり」に代表される地域マネジメントは大手コンサルタントの助言で成功する場合もあるかもしれません。しかしながら、それが必ずしも唯一の正解であるとも私は感じていません。地産地消、地域の資源をベースにした振興、身の丈ビジネス等を地域住民が中核となっておこなうことが、多くの正解を導くと考えます。
◇そして現代法は、多文化共生と地域マネジメントという2つの軸を連帯させるための媒体の要素を、すなわち、多文化強制でない「多文化共生」の推進が新しい何かの発見を促し、地域マネジメントが地域住民を中核とした地域創生を推進するという枠組みを支えるための決まりを、提供できます。
◆以上のことは、私的空間と公的空間の交わりとして古典的な問いでもありますから、公務員として関わるにせよ、民間人として関わるにせよ、この交わりの中に益々関係する「行政」の在り方は重要です。これからの日本社会にとって、どんな在り方が適切であるのか。それを探求します。
御手洗大輔研究室 3.0とは
◆御手洗大輔研究室3.0は、学術活動、教育活動および研究業績を記録してきた旧サイトを止揚して、法、地域マネジメント、内なる国際化などに関心をもつコミュニティによる、コミュニティのためのオンラインの社交場として構築していきます。
◇管理人のプロフィール
名前:御手洗 大輔(Mitarai, Daisuke)
教歴:法学、憲法、行政法、地方自治法、民法、中国法、憲法研究、行政法研究、租税法研究、中国語など