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講義用のテキストについて

3月13日
読了時間: 6分

更新日:3月18日

 2026年3月時点における講義用のテキストを整理しました。

 それぞれの領域における(一般的な)教科書を読めない受講生であったり、学修姿勢に問題を抱えている学生であたったりを想定して作成しています。以下、見やすさを考えて担当する講義科目等を見出しにしながら紹介しておくことにします。


 このテキストは「日本国憲法」「憲法Ⅰ」「憲法Ⅱ」「法学(憲法)」「憲法概論」など日本国憲法をテーマとする講義に使用しているテキストです。

 全30章、1章4節で構成しています。

 1つの章のうち第1節から第3節はその章のテーマに沿ったイントロダクション的な内容を話し言葉で書いています。書き言葉を読むのが苦手な受講生やそもそも国語力が怪しい受講生向けにしてありますが、そのテーマにおいて外せないキーワードや論理・理屈を最低限書いてもいます。

☛初学者は初見でざっと読んで「流れ」を把握する程度で良いと思いますし、余裕があればキーワードとして指定してある単語の意味を調べるといった予習・授業準備をしておくのがお勧めです。既修者は自分の学んだ記憶と比較しながら読んでみることをお勧めします。比較できる程度にエッジを効かせてあります。

 第4節はその章のテーマにかかわる古典的な問題のほか最近のホットな問題を題材にした今の問題を複数用意しています。理解度に応じて取り組む問題を選んでもらえれば幸いです。


 このテキストは「法学の基礎」「法学概論」「法と社会」「法学入門」「法解釈学入門」など日本法を前提とする法学全般をテーマとする講義に使用するテキストです。

 全15のテーマで構成しています。

 授業ノートと付けているとおり読み物ではありません。見開きの左側のページにレジュメ・講義目次があり、その右側のページが白紙となっています。レジュメを元にした講義を受講して書き留めていくスタイルのものです。高校までの学校生活において「教室にはいたけれども何をやっているのかちっとも分からなかった」「勉強するってどうすればできたことになるのか分からない」という受講生向けですが、既修者はレジュメから復習ないし独学できるようにもしてあります。

☛初学者はレジュメ・講義目次を眺めて分からない単語の意味を調べてから教室に入っていくという習慣をつけると良いと思います。講義の中で「刺さった内容」を右側の白紙の部分に書き留めてみましょう。授業後に当日の内容を自分の言葉でまとめておく作業を継続してできるようになれば問題ありません。既修者はレジュメを参照しながら右側の白紙の部分にマインドマップ・概念地図を作成して自分の思考の整理をしましょう。

 なお2つの異なる性格のチャレンジ問題が随所に用意してあります。「チャレンジ問題①」のように示したものは特に法学を学ぶ講義向けの問題です。「チャレンジ問題❷」のように示したものは特に法律学を学ぶ講義向けの問題です。法学部の学生向けと考えてください。


 このテキストは「法学Ⅱ(民法、行政法)」「民法概論」「行政法概論」「法学各論」など民法または行政法をテーマとする講義に使用するテキストです。

 民法編15回分、行政法17回分で構成しています。

 授業ノートですので読み物ではなく、レジュメを使って予習をしたうえで受講し、演習問題を解いて理解を深めるものです。ポケット六法などの法令集を傍において該当する条文を確認しながら受講するスタイルがお勧めです。

☛初学者はレジュメを眺めて分からない単語の意味を調べ、参照してある条文の場所を確認してから教室に入っていくという週刊をつけると良いと思います。講義を聴きながら大事だと言われたところにマーカーを引いたり慣用表現やポイントとなる単語を書き加えたりしておくと演習問題も解きやすくなるはずです。

 なお演習問題の元となった題材は各種の法曹資格試験において出題された問題であったりPBL教材として大学の講義において扱われやすい題材から選定してあります。


「授業ノート 法学入門Ⅲ」 Amazon 楽天ブックス

 このテキストは「地方自治法」「地方自治入門」「地方行政総論」など地方自治ないし地方自治法をテーマとする講義に使用するテキストです。

 全15回分で構成しています。

 こちらも授業ノートですので読み物ではありませんが、講義を聞きながらレジュメに追記し、演習問題を解いて理解度の水準を一定にした後をメインにしているものです。すなわち講義をつうじて理解した内容を前提にして受講生の間でディスカッションしたりホットな問題について調べ学習をしたりするためのスタートアップ的なものとしてお考えください。

 なお演習問題の半分程度は地方公務員内の昇進試験で出題された問題から選んでいますので昇進昇格をもやっと考えている人は斜め読みしてみると良いと思います。


 このテキストは「キャリアプランニング基礎(公務員試験対策)」「公務員試験対策基礎」「公務員試験対策講座」などの公務員試験特に地方公務員や警察官、消防官向けの講義に使用するテキストです。

 全14章で構成しています。「公務員」にスポットをあてて、その社会的存在について考える部分、その仕事や役割について考える部分及びそれを職業として考える部分に分けて整理してあります。各部分の最後には一定のテーマを説明しており、そのテーマに沿った論作文をしてみるといった具合です。

 こちらは読み物として用意してあるものですから、独習独学も可能です。ただし、論作文については他人の添削指導を受けることをお勧めしたいと思います。なぜなら、私たちは自分で十分に書けたと思っても「ほとんど伝わっていない」ことが少なくないからです。第三者の目で見てもらうことは大事です。


 このテキストは「基礎演習」「基礎ゼミ」「First Year Seminar」「編入学基礎」などの初年次教育向けの講義で使用するテキストです。

 全16回分で構成しています。

 このテキストは必要な文章力、論理力および大学生活に適応するためのコツや方法をコンパクトに紹介していると同時に実践編も用意しています。そのためアクティブラーニングの教材として使用することをお勧めします。

 ちなみに初年次教育向けの補助教材として「学修の知恵」(Amazon 楽天ブックス)を用意しました。少なくとも1年次春学期に携帯しておけばキャンパスライフにおいてどうすれば良いか分からないという状況には陥らないはずです。


 この教科書は「現代中国法」「現代中国論」「中国政治経済概論」「中国政治経済特講」「現代中国学」など中華人民共和国をテーマとする講義に使用するテキストです。拙著「中国的権利論:現代中国法の理論構造に関する研究」東方書店2015年を元に講義用へと再構築したものです。

☛簡単に言えば、私たちの「常識」で現代中国を見たり比較したりすると誤解誤読しやすくなるので注意しましょう。そして媚中派や嫌日派の人たち(=あんなひとたち)が話す「これが中国だ」というストーリーは話半分に聞いておいた方が良いですよ、というものです。

以上

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