まずは最初のハードルを低く設定してみましょう。
これは誰もが経験したことではないかと思うのですが、夏休みには
午前中ずっと勉強する!なんて計画を立てませんでしたか?そして、
挫折して遊び放題となり、夏休みが終わる頃に真っ白な課題の山を
発見して呆然となる…なんてことはなかったかもしれませんが (笑)
勉強にせよ、運動にせよ、遊びにせよ、どんなことでも最初から
ハードルを高く設定するとやり続けることは難しい筈です。たとえ
て言えば、自動車学校に通って自動車の免許を取得した初心者が、
いきなりF1レースに出場して運転する様なものです。まぁ、無茶
苦茶です。
つまり、最初のハードルを低く設定することは、やり続けるため
の方法の1つなのだと私は考えます。例えば前述の夏休みの宿題で
あれば、全体のページ数を把握して、1日1ページやれば終わるの
であれば、まずは1日1ページからやっていくという具合ですね。
ここで大事なことは、楽をしすぎないことです。個人的な経験か
ら言えば、自分ができる水準の1割から2割増しぐらいを「低めの
ハードル」として設定するとやり続けやすいです。
次に、やり続けるためには「振り返り」すなわち復習が、かなり
効率を高めてくれます。なぜなら、誰もが完璧な記憶力をもってい
ないので、一度覚えたと思っても忘れてしまうからです。忘れない
ようにするためには、繰り返し振り返るしか私たちには対策があり
ません(今のところ)。
これは反復学習というネーミングで、心理学なり教育指導なりの
教授内容の1つのようですが、私なりに解釈しておくと、反復学習
は、記憶を呼び戻す(無駄な)時間を無くすための方法の1つです。
個人的に心がけているのは「3度目の正直(作戦)」です。3回
振り返ることです。そういえば、私の講義ってレポート2回と期末
テスト1回の合計3回の場合が多いですね(気のせい?)。それは
ともなくとして、次の要領で反復学習してはどうかという提示が巷
では良くされています。
反復学習の例
・1回目
記憶したものと記憶していないものを分類して、1日以内に、記憶していないものだけを振り返る。
・2回目
2、3日後に改めて見直して、記憶していないものを確認する。
・3回目
1週間後に全体を通して振り返る。
いかがですか? ウザくないですか(笑)。私はここまで厳密に反復
学習ができるぐらいなら反復学習をすると意識しないでできてしまう
と思います。そのため、「3度目の正直作戦」をおススメします。
3度目の正直作戦は上記の様な厳密な反復学習を意識しません。
が、意識することは「あれ?以前見たこと(聴いたこと)がある」と
気づいた時に復習するという作戦です。そして、それが3度目になっ
たら、その部分は自分の苦手とするものなので集中的に復習すること
にすると自分のルールを作り、そのルールに基づいて苦手を克服すべ
く必死になります。
例えば、3度目を迎えたものはノートに書き留めて整理して常時
携帯するとか、スマホの暗記カードアプリや復習アプリを活用して
繰り返しチャレンジするといった手段を整えて取り組みましょう。
これからの時期、おそらく皆さんは単位を取得できるかどうか、
留学するための語学テストのスコア如何や資格試験をどうするとい
うように否が応でもチャレンジしなければならないハードルを幾つ
も乗り越えなければならないと思います。そして、乗り越えるため
には「やり続ける」必要が必ずあります。少しでも皆さんの役に立つ
コツになることを願っています。
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