top of page
Daisuke Mitarai

メールに埋もれないために

 大学付与のメールアドレスには、毎日の講義のお知らせメールであったり就活関連の

お知らせメールであったりと大量のお知らせが押し寄せてきて、それを1つ1つ確認しよ

うとして、そのうち見なくなったりということになっている人も多いのではないでしょうか。


 そんな大量のメールに埋もれている皆さんのメールボックス(受信箱)には重要な

メールが紛れ込んでいるはずです。皆さんを観察していると、経験上自分からチャンスを

ミスにしてしまっていると感じることが少なくないので、この予想は凡そ正確でしょう。



メールアプリの振り分け機能を使う

 通常のメールアプリでは、振り分けルール(機能)が標準で組み込まれていることが

多いので、キーワード検索して自分の指定したキーワードが含まれたメールを、特定の

メールフォルダに自動で振り分けさせるといったことができます。

 個人的には、Thunderbird、outlookあたりでメールの整理をしていることが多いので、

いずれかのメールアプリを使用することをおススメしています。



Gmailのラベル機能を使う

 ちなみに、メールアプリの設定が面倒くさいという人は、そのままウェブ上でメール

を振り分けてしまいましょう。例えば、Gmailの場合は次のようにすれば十分です。


 ① 作成したラベルをつけたいメールの左にあるチェックボックスをチェック

 ② 受信トレイ上部にある「その他」→「メールの自動振り分け設定」をクリック

 ③ 表示された条件で自動割り振りしてOKなら、「この検索条件でフィルタを作成」

   をクリック

 ④ 「ラベルを選択」→設定した条件のメールに該当するラベルを選択

 ⑤ 「フィルタを作成」で完了

 ⑥ あとは、日々送られてくるメールの件名にラベルが付いているかどうかを確かめ

   るだけ!


 なお、outlook.comはウェブ上でoutlook(メールアプリ)を使用している感覚になる

はずなので、ラベルによる整理というやり方ではありません。もちろん、Gmailでも同

じ機能は組み込まれていますので、ラベルを作成するのが面倒であるという場合は、

従来どおりのメール振り分け機能を利用すれば十分です。



振り分け機能+ラベル機能で整理の精度を高める!

 今回のコラム記事では、皆さんには、以上のやり方を組み合わせてみてはどうかと

提案しておきたいと思います。

 例えば、「(曜日・時限)(講義名)フォルダ」、「(業界・業種)フォルダ」、

「(大学)フォルダ」などのようにフォルダを作成すると同時に、「レジュメ」

「レポート」「テスト」「(会社名)」「(関心のあるキーワード)」のラベルを作成

してはいかがでしょうか。


 以上のようにすると、大量に送られてくるメールが、まずはフォルダ毎に振り分けら

れていきます。振り分けられなかったメールが受信トレイに残っているはずですから、

まずは、この受信トレイに残ったメールを確認しましょう。


 次に、直近の講義のお知らせをフォルダで確認します。「レポート」「テスト」と

いったラベルが付いていれば、優先的に確認しましょう。そして、残りのメールの件名

を確認して重要そうなものがあれば、同じように確認です。

 最後に、「(業界・業種)フォルダ」ですね。ここでも「(会社名)」「(関心のあ

るキーワード)」などの自分が作成したラベルが付いているものから優先的に確認しま

しょう。

 このように、「振り分け機能」でメールを振り分けた後に「ラベル機能」で重要なもの

から目を通すことによって、チャンスをミスにしてしまう残念な過ごし方から卒業できる

のではないでしょうか。



できない理由を探す必要はありません

 できない? いいえ。できます。

 できない理由を探す時間を、振り分けのメールとラベルを作成する時間に替えれば良い

だけですから、ムダな時間になることは決してありません。

閲覧数:11回0件のコメント

最新記事

すべて表示

ChatGPTは使いようによっては人をダメにする

生成AI(人工知能)の代表例のごとく「ChatGPT(チャットGPT)」が登場し、 たちまちのうちに私の受講生の中にも浸透している感触があります。感触がある という曖昧な表現であるのは、確たる証拠を得ていないのが現状(というか、...

理想のバックアップ体制は何か?

どこかで誰もが経験することの一つに、締切間近になって電子機器が 故障するトラブルに遭遇するというものがあります。皆さんの大学生活 の中で類似の例を探すとすれば、レポート提出前日にプリンタが故障し てしまうぐらいならマシな方で、パソコンがうんともすんとも言わなく...

コメント


記事: Blog2_Post
bottom of page