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Daisuke Mitarai

理想のバックアップ体制は何か?

 どこかで誰もが経験することの一つに、締切間近になって電子機器が

故障するトラブルに遭遇するというものがあります。皆さんの大学生活

の中で類似の例を探すとすれば、レポート提出前日にプリンタが故障し

てしまうぐらいならマシな方で、パソコンがうんともすんとも言わなく

なった=ドライブが「死んだ」という時はマジで死んだ~となります。



 そこで今回は、理想のバックアップ体制は何かという古典的な議論の

中で、一般に言われ続けている王道の体制を御紹介しておきたいと思い

ます。先に言っておくと、徹底してやってみようとすると面倒くさいの

で、あくまで「理想」のカタチであることを御承知おきください。



 理想のバックアップ体制は「3-2-1バックアップルール」です。

すなわち、三つのコピーをとり、二つのメディアで保存し、コピーの

一つは物理的に離れた場所で保管するというルールです。



 ノートパソコンを持っているという前提で考えてみると、作成した

レポートは1つ目のコピーがノートパソコン内蔵のハードディスクに

保管されます。そこで、OnedriveやGdriveなどのネットストレージに

2つ目のコピーを保管し、それとは別にUSBドライブやSDカードを

ノートパソコンに挿してコピーを保管すると3つ目のコピーが出来上

がります。以上が3つのコピーということになります。



 次に、これら3つのコピーの保管場所を改めてみると、ネットスト

レージとUSBドライブ・SDカードということですから、二つのメディア

で保管していると言えますし、ネットストレージはノートパソコンと

は物理的に離れた場所で保管していると言えますから、三つの内の

一つを遠隔地に保管していることになります。



 いかがでしょう? 皆さんは「3-2-1バックアップルール」を

実践できそうですか? 転ばぬ先の杖と言います。レポートやら卒論

やらに追われる・追われている人は、今すぐに理想のバックアップ

体制を構築しておきましょう。



 経験上から言わせてもらうと、自分は大丈夫だろうとトラブルとの

遭遇可能性を低く見積もっている時にこそ、トラブルに遭遇するもの

です。気を付けてくださいね。

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