「すべての現象には必ず理由がある」とはドラマ『ガリレオ』で
福山雅治さん演じる湯川学の口癖ですが、私なりに言い換えれば
本日のタイトルのとおり、「世の中、法則だらけ(である)」と
いうことなのだと感じています。
ベタな紹介になりますが、典型的な数学のクイズを例にして、
皆さんと共に、以下で説明したいと思います。
突然ですが、次の数字を見て、3で割り切れるのはどちらだと
思いますか?割る3をして考えたくなるところではないかと思う
のですが、ここにも法則=理由があります。
1234 567
3で割り切れる数字の法則は、全ての桁に現れる数字を足して
3で割り切れるならばその数字自体も3で割り切れるというもの
です。
ABCDという4桁の数を例に論証(=説明)してみます。
ABCD=A×1000+B×100+C×10+D ということになりますから、
=A×(333×3+1)+B×(33×3+1)+C×(3×3+1)+D (1)
=A×(333×3)+A+B×(33×3)+B+C×(3×3)+C+D (2)
ですから、
=A×(333×3)+B×(33×3)+C×(3×3)+A+B+C+D (3)
と解釈し(=言い換え)ても同じです。
したがって、【A×(333×3)+B×(33×3)+C×(3×3)】の部分は
3で割り切れることは明らかです。ゆえに、残りの部分すなわち
【A+B+C+D】が3で割り切れるかどうかだけを考えれば良いこと
になります。
以上より、この法則を当てはめると最初の2つの数字は次のように
なります。
1+2+3+4=10 5+6+7=18
3で割り切れるのは「18」の方ですから、答えは567でした。
実は、皆さんと学んでいる法学・法律学の諸分野は全て「世の中
法則だらけ」を勉強しているにすぎません。現時点までに私達人間
が発見・確認した法則なのです。もちろん、社会は変化していくの
ですから、変化に適応するように既存の法則が修正されたり、新規
の法則が発見・確認されたりするでしょう。そして、大学(院)と
いう学び舎は、その両方に触れる空間を提供する場であって皆さん
は、その場に居るということなんですね。
様々な瞬間を通じて様々な法則を学んでいきましょう。
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