マイナカードとは、2014年に始まったマイナンバー制度によって一人一人に付与されたマイナンバーを書き込んだ身分証明書のことです。手元に「個人番号カード」があれば、それがマイナカードです。
マイナカードはそのICチップにデータが埋め込まれており、行政機関への申請や書類の発行がスムーズになっています。たとえばコンビニに設置されている複合コピー機から自分の住民票を発行することができるといったことができるようになっています。
最近では銀行やクレジットカード会社などでもマイナンバーの報告を促されることが多くなってきましたし、チケットぴあがチケットの購入などにマイナカードを利用したサービスを開始していますね。また、報道によれば、一部の大学では卒業証明書の発行にマイナカードを利用しているそうです。そのうち本学でも導入されたりして...
私も定期検診で通っている歯科医院で、マイナカードを利用しています。認証端末にマイナカードを設置して「顔認証」か「暗証番号」です。その日の気分でどちらかを選択しているのですが、保険証を出す手間が省けています。そういえば、紙の保険証の不正利用が話題になっていましたね。不正利用防止の観点から言えば、マイナカードの普及は増大する医療費の抑制につながるように思います。
一方、マイナカードに全てを集約すると、個人情報を一元管理されるためにプライバシー権を侵害するといった反発があることも事実です。とりあえず、裁判所ではその心配を払しょくする予防措置が施されているし、利便性を考えると人権侵害にはならないという判断を一応示していますので、現時点で相変わらずプライバシー権を侵害されるからやめよう等と話すことは「難癖(なんくせ)」であると私は考えます。ここだけの話、こういう反対をする人に限って実はマイナカードを所持していたり、マイナンバーの恩恵を受けていたりするんですよね...
GW中に、もし余裕があったら、身近になった行政サービスを経験してみる目的で、自分の住民票をコンビニで発行してみてはいかがでしょうか。
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