今回は勉強のやり方について、特に勉強しようというやる気はあるのだけれども、いざやろうとすると上手(うま)くいかないと悩んでいる人に向けてアドバイスを送りたいと思います。
-----やる気さえあれば何でもできる
私は「やる気さえあれば何でもできる」というアントニオ猪木氏の言葉を思い出し、来室する受講生や悩める人の相談を受ける際に心掛けています。そう、人は「やる気さえあれば何でもできる」存在なのだと私は信じています。
では何故、勉強しようというやる気があるのに上手にできないのでしょうか。一応区別をしておくと、「やる気はあります」と言うだけの人は除いて以下お話をしたいと申し添えておきますが、言うだけの人も「言うだけ」からどんな程度であれ一歩(場合によっては半歩?)進めば、以下のお話は役に立つと思います。
-----「考えるべきこと」「実行すること」の区別
結論から言うと、このような人の一部の上手くいかない原因は「がむしゃらにやっているから」です。考えるスピードが周りの人と比べて遅くたって問題ありません。また、友人知人と比べてテキパキと処理できなくたって、これも問題ではありません。必要なことは、「考えるべきこと」と「実行すること」とを分けてからやる習慣をつけることです。
何かの課題に取り組まなければならなくなったとき、直ぐに取り掛かるのではなくて、次のように「考えるべきこと」をやってみましょう。すなわち、「この課題ってこうすればできるな」と考えたことを、「いや、それではできないのではないか」と自分に問いかけ、「できない原因」を整理して一つずつ解決していってください。
急には難しいでしょうから、どうすればよいかと来室して相談してくださってかまいません。ちなみに、もうこれだけで半歩は進んでいますよ!?
上で整理した「できない原因」を解決していける方法を確認することは、結局のところ世の中的には「段取り」という作業です。言い直すと、これが「スケジュールする」ということです。段取りの作業を習得すると、突発的なイベント・用事が入っても、そのスケジュール変更(=リスケ)も難なくできるようになります。
この段取りで重要なことは、締切・期限を厳守することに他なりませんから、締切・期限から逆算してスケジュールすることですね。
スケジュールが確定したら、後はやるだけ。「実行すること」の段階は余計なことを考えない。誘惑もあるでしょうが、自分の設定したスケジュールを優先しましょう。もちろん、前述したように突発的なイベント・用事が入ってそちらを優先すべき場合はリスケしてくださいね。
要するに、
①課題を「考えるべきこと」「実行すること」に分ける。
②課題のやり方について否定から入って検討する。
③スケジュールが完了したら誘惑に負けず実行するのみ。
という3つの流れでやってみましょう、というお話しでした。
-----「締切前の前」の完了を意識しよう
最後に、もし余裕があれば、「少し早めに終える」意識をもって取り組んでみましょう。一部の受講生には締切ギリを狙うゲームを楽しんでいるようですが、致命的にならないよう楽しんでください。いつまでも子どもでは困りますので。
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