勉強の質を高める方法として、1つ書き留めておくことにします。
気に入った筆記用具で書き心地が良いものであれば、それだけで
勉強の効率が上がるかもしれません。
なぜなら、手書きでメモを取ることによって、理解力と思考力が
高まることは精神科医や脳科学者等による先行研究から明らかにさ
れているからです。
例えば、海外の調査結果によれば、試験勉強のメモをタイピング
で取った被験者グループに比べて、手書きで取った被験者グループ
の方が良い成績を収めたこと等が報告されています。この例からも
明らかなように、手書きでメモを取ることによって理解力と思考力
が高まると言えます。
そのため、自分の気に入った筆記用具であれば、良い気分で勉強
できるでしょうし、書き心地が良ければ「スラスラ書ける」ので、
さらに良い気分で勉強できるのではないか、と思います。
したがって、考える速さと同じ程度のスピードで書ける筆記用具
を装備できれば、相乗効果が得られるのではないかと私は考えます。
個人的には普段から持ち歩いている万年筆になります。学部時代
には「千年筆」なる筆記用具を使ったこともあります。振り返って
みると、考える速さの方が書く速さよりも格段に速かったので、
考える速さをどうやって抑えるかという課題と、考える速さに追い
つくようにどうやって早く書くかという課題について、試行錯誤を
繰り返していました。
ちなみに、どちらかの課題を解決したというわけでもありません。
いつの間にか、自分の考えるスピードと書くスピードの均衡点とな
る丁度良い速さが身についてきたように感じています。つまり唯一
の理想的な良い速さなどというものはなく、人それぞれということ
です。一歩、一歩、自分の丁度良い速さを習得していきましょう。
Comments