8回目となるコラムを投稿しました。
今回は、前々回のコラムの感想で、ある方から余りに現代中国の裁判官が役に立たないかのような論じ方をしているとご指摘を頂いたことをふまえて、裁判官の汚名返上を意図して執筆してみました。
日本の裁判官の場合、その中立性や公平性が日本社会にとって非常に重要なことを確認したうえで、それを現代中国の裁判官へ当てはめてみるという形で現代中国における裁判官の立ち位置等を分析しました。
今回は減刑・仮釈放についての最新の司法解釈を取り上げたのですが、現行法が現代中国の裁判官へ与えている権限が、結果としてその中立性や公平性を害していること。そこから転じて「裁判官は役に立つのか」に迫ってみました。
ご一読いただければと幸いです。
第8回 「裁判官による裁量」
これまでのコラム記事について
第1回 「私たちが誤解する理由」
第2回 「現代中国法の正当性」
第3回 「双務的状況の例-信訪」
第5回 「判決のネット公開」
第6回 「検察による監督」
第7回 「徴税と公益的寄付」