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調べるということ

大学の講義を担当し、受講生から質問を受ける場合やこちらから 質問して回答を得る場合に「とりあえず調べました。」的な回答を もらうことが正直多いです。一方、休日や空き時間をつかって実施 している対社会人のインタビューや市場調査の中で新社会人を含む...

第47回「人民法院は裁判所か?」

2021年度6度目となるコラムを投稿しました。 今回は、久しぶりに私たちが当然のものと思っている事柄に 焦点を当てて、その恩恵?を感じつつ、現代中国をどのように 見るべきなのかについて、日本社会に根強く残る不毛な妄想の 中国論に一石を投じてみようと上梓しました。...

第46回「造語『市場主体』の意義について」

2021年度5度目となるコラムを投稿しました。 今回は昨年の草案段階からウォッチしていたものを元にして 現代中国の今、をどう想像するかを試みてみました。 ご笑読いただければ幸いです。 造語「市場主体」の意義について 【21-008】造語「市場主体」の意義について

第45回「コロナ禍で広がる2.5次元の法の世界」

2021年度4回目となるコラムを投稿しました。 今回は東京2020に関連して様々に吹き荒れた社会問題を、言葉(日本語)の意義から 再考してみました。 とはいえ分析の基本視点はこれまでと変わらず日中の比較・考察。それを労働契約に...

第44回「行政と対決する時代に考えておきたいこと」

2021年度3回目となるコラムを投稿しました。 今回はどちらかと言うと、親方日の丸的な、日本の行政に対する日本人の信頼度というか、 行政に関する知識について、日中の比較・考察を行ないました。 ご笑読いただければ幸いです。 行政と対決する時代に考えておきたいこと...

第43回「リモート裁判は国外まで届く」

2021年度2回目となるコラムを投稿しました。 今回は、先月3日に最高人民法院が公表したリモート裁判に関する司法解釈を取り上げました。同時に、現時点で日本の司法(裁判所)が、どれほど外国からの判決・裁決に対して杓子定規な対応をしているのかについても、その一端を紹介いたしまし...

第42回「中国法との向き合い方を考える」

2021年度1回目となるコラムを投稿しました。 中国民法典の施行に先立って最高人民法院が公表した、ある司法解釈を取り上げました。 この司法解釈は、以前に指導性裁判例として裁判時に参照せよとしていたものを、今後は廃止すると通知するだけのもので、なぜ廃止するのか(廃止する理由)...

第41回「民法典は異彩を放ったか?」

2020年3回目となります。 コロナ禍の中でペースが乱れていますけれども、記事の寄稿をじっと辛抱してくださっている関係者各位に感謝しかありません。本当にありがとうございます。 さて、今回は来年1月施行の中国民法典を読み解いてみました。中国法を読み解くツールの再整理もしておき...

第40回のコラム記事と新規Blogへの移行について

今回は2つ御知らせがあります。 1つめはBlog(ブログ)の更新です。Wixのシステムから新規のBlogサービスへの移行を推奨されたため、今年2月頃より旧Blogと並行運用していました。 旧Blog記事をすべて移行しましたので、旧Blogを削除(閉鎖)いたします。...

第39回「食の安全と中国法の動向」

2020年1回目です。 新型コロナウイルスに関する話題が世間の注目を集めていますので、 タイムリーな話題とは言えませんが、年末から年初にかけて気になって いた出来事でしたので、整理し紹介いたしました。 食品生産許可管理弁法というマイナーな法令なのですが、その新旧の...

第38回「検察建議が法の執行率を高める?」

2019年10回目です。 今回も「情報の読み解き方」の続きを取り上げました。 細かいことを話し始めれば、まだまだ指摘する必要がありますが、最低限のフレームワークはこれで御仕舞いです。 今回の記事で特に伝えたかったことは、...

学問としての現代中国:「法学」の視点から読み解く

本書は、「法学」の視点から現代中国を読み解き、現代中国を見る別の視点を示したものです。ようやく出版できました。 拙著『中国的権利論』を出版する際の<しがらみ>を取り除き、「法学」の方法論から論証しました。 研究方法論は常に反証し、社会の動向に適応するよう更新し続ける必要があ...

最高人民検察院司法解釈業務規定: 対訳付

本書は、中国の検察権を担う最高人民検察院が作成する「司法解釈」に関係する法令の対訳です。 検察機関の行動の根拠となる司法解釈がどのように作成しているのかを垣間見ることができます。 ご興味のある方は、ぜひご覧ください。 最高人民検察院司法解釈業務規定: 対訳付 Kindle版...

第37回「『中国化』の本質を読み解く」

2019年 9回目です。 今回は「情報の読み解き方」の続きを取り上げました。 現代中国の動態を、外部から見て取る場合に、どんな視点が必要か?を1つ1つ紹介してゆく内容です。 今回までに紹介させていただいた視点は、次のとおりです。 (1) 読み解く時点に注目する...

第36回「『死刑囚(犯罪者)の人権』は芽生えるか?」

2019年 8回目です。 今回は、ガラッと趣向を変えて「死刑囚(犯罪者)の人権」にスポットをあててみました。最高人民法院の最近の司法解釈を題材にしたものです。なお、イントロは、次のように描きました。 ==========...

第35回「外商投資ネガティブリストと産業行政」

2019年 7回目です。 今回は、巷で少し話題となった2019年版外商投資ネガティブリストを題材にして記事を執筆しました。 多くの報道によれば、阮だ中国の規制緩和がいっそう進んだという好意的な評価を確認できます。が、果たしてそうなのでしょうか?...

最高人民検察院司法解釈業務規定: 対訳付

本書は、2019年3月の最新改正を反映させた「最高人民検察院司法解釈業務規定」です。 司法解釈と呼ばれると、裁判所が行なうものという理解がありそうですが、現代中国の場合、司法解釈は立法のように理解できます。 私たちが御厄介になることはまずないと思いますが、彼の国で起こる事件...

第34回「虚偽訴訟と真のリスク」

2019年 6回目です。 今回は、情報の読み解き方の必要性の第3弾として、指導性裁判例の傾向性から読み解く方法を紹介しました。 指導性裁判例とは、最高人民法院(現代中国の裁判組織のトップ組織)と最高人民検察院(同検察組織のトップ組織)が制定する、下部組織が類似の事件を処理す...

第33回「中国的情報公開制度の始まりか?」

2019年 5回目です。 今回は、「政府情報公開条例」を取り上げました。 ここだけの話ですが、「あの頃」に、体の不調等の言い訳を自分の中で納得せずに自分のわがままを通していれば、別の展開が待ち受けていたのかもしれないと思う今日のこの頃です。...

留学生管理弁法:対訳・注釈付

本書は、2017年の最新改正を反映させた「留学生管理弁法」です。 外国人が中国へ留学するとき、その受け入れる研究機関において適用される法令です。 留学先の行政区でも下位の法令が制定されていますが、今回上梓したこちらの法令は、その上位法に当たるものです。...

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