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第45回「コロナ禍で広がる2.5次元の法の世界」

2021年度4回目となるコラムを投稿しました。 今回は東京2020に関連して様々に吹き荒れた社会問題を、言葉(日本語)の意義から 再考してみました。 とはいえ分析の基本視点はこれまでと変わらず日中の比較・考察。それを労働契約に...

第44回「行政と対決する時代に考えておきたいこと」

2021年度3回目となるコラムを投稿しました。 今回はどちらかと言うと、親方日の丸的な、日本の行政に対する日本人の信頼度というか、 行政に関する知識について、日中の比較・考察を行ないました。 ご笑読いただければ幸いです。 行政と対決する時代に考えておきたいこと...

第43回「リモート裁判は国外まで届く」

2021年度2回目となるコラムを投稿しました。 今回は、先月3日に最高人民法院が公表したリモート裁判に関する司法解釈を取り上げました。同時に、現時点で日本の司法(裁判所)が、どれほど外国からの判決・裁決に対して杓子定規な対応をしているのかについても、その一端を紹介いたしまし...

第42回「中国法との向き合い方を考える」

2021年度1回目となるコラムを投稿しました。 中国民法典の施行に先立って最高人民法院が公表した、ある司法解釈を取り上げました。 この司法解釈は、以前に指導性裁判例として裁判時に参照せよとしていたものを、今後は廃止すると通知するだけのもので、なぜ廃止するのか(廃止する理由)...

第41回「民法典は異彩を放ったか?」

2020年3回目となります。 コロナ禍の中でペースが乱れていますけれども、記事の寄稿をじっと辛抱してくださっている関係者各位に感謝しかありません。本当にありがとうございます。 さて、今回は来年1月施行の中国民法典を読み解いてみました。中国法を読み解くツールの再整理もしておき...

第40回のコラム記事と新規Blogへの移行について

今回は2つ御知らせがあります。 1つめはBlog(ブログ)の更新です。Wixのシステムから新規のBlogサービスへの移行を推奨されたため、今年2月頃より旧Blogと並行運用していました。 旧Blog記事をすべて移行しましたので、旧Blogを削除(閉鎖)いたします。...

第39回「食の安全と中国法の動向」

2020年1回目です。 新型コロナウイルスに関する話題が世間の注目を集めていますので、 タイムリーな話題とは言えませんが、年末から年初にかけて気になって いた出来事でしたので、整理し紹介いたしました。 食品生産許可管理弁法というマイナーな法令なのですが、その新旧の...

第38回「検察建議が法の執行率を高める?」

2019年10回目です。 今回も「情報の読み解き方」の続きを取り上げました。 細かいことを話し始めれば、まだまだ指摘する必要がありますが、最低限のフレームワークはこれで御仕舞いです。 今回の記事で特に伝えたかったことは、...

第37回「『中国化』の本質を読み解く」

2019年 9回目です。 今回は「情報の読み解き方」の続きを取り上げました。 現代中国の動態を、外部から見て取る場合に、どんな視点が必要か?を1つ1つ紹介してゆく内容です。 今回までに紹介させていただいた視点は、次のとおりです。 (1) 読み解く時点に注目する...

第36回「『死刑囚(犯罪者)の人権』は芽生えるか?」

2019年 8回目です。 今回は、ガラッと趣向を変えて「死刑囚(犯罪者)の人権」にスポットをあててみました。最高人民法院の最近の司法解釈を題材にしたものです。なお、イントロは、次のように描きました。 ==========...

第35回「外商投資ネガティブリストと産業行政」

2019年 7回目です。 今回は、巷で少し話題となった2019年版外商投資ネガティブリストを題材にして記事を執筆しました。 多くの報道によれば、阮だ中国の規制緩和がいっそう進んだという好意的な評価を確認できます。が、果たしてそうなのでしょうか?...

第34回「虚偽訴訟と真のリスク」

2019年 6回目です。 今回は、情報の読み解き方の必要性の第3弾として、指導性裁判例の傾向性から読み解く方法を紹介しました。 指導性裁判例とは、最高人民法院(現代中国の裁判組織のトップ組織)と最高人民検察院(同検察組織のトップ組織)が制定する、下部組織が類似の事件を処理す...

第33回「中国的情報公開制度の始まりか?」

2019年 5回目です。 今回は、「政府情報公開条例」を取り上げました。 ここだけの話ですが、「あの頃」に、体の不調等の言い訳を自分の中で納得せずに自分のわがままを通していれば、別の展開が待ち受けていたのかもしれないと思う今日のこの頃です。...

第32回「逃亡犯条例」改正案の法的背景

2019年 4回目です。 今回は今月ホットな話題に少しなった香港の「逃亡犯条例」改正案について取り上げました。 平たく言えば、目先の出来事に捉われず、少し遠くまで見通しながら議論すべきでは?というお話にしたつもりです。 ご笑読いただければ幸いです。...

第31回「外商投資法は転換点となるか?」

2019年  3回目です。 今回は色々な思惑の中で注目を集めた「外商投資法」について考察しました。 中身について触れることなく、こういう法律であるとか、原則的な規定に留まっていて実現可能性に疑問符が付く等というコメントを見聞きする一方で、具体的に内容を紹介するものが少ないよ...

第30回「行政処罰情報にもデータ化の波」

2019年 2回目です。 今回は現代中国の行政機関が行なう行政処罰の公表を、なぜ「国家統計局」という一見すると筋違いの機関が担うことになるのかについて、切り込んでみました。 私たちの感覚からすれば、行政処罰を行なった機関がその内容を公表すれば十分のように思えることでも、現代...

第29回「法の番人は裁判官に非ず!?」

2019年 1回目です。 今回は「法の番人」の常識に切り込んでみました。 皆さんは「法の番人」と聞くと、誰を思い浮かべるでしょうか。 現代中国の一面を見ると、その常識のままで良いのかと考えてしまうかもしれません。 今回は現代中国における「法の番人」が誰なのかをテーマにしまし...

第28回「権力は自ら巨大化するのか?」

2018年 12回目です。 今回は「警察権力」に焦点を当てて、人間社会(の質の変化)と権力の関係について考えてみました。 読み進めると、「何処かで聞いたような話」だったり、「昔の日本のような話」だったりを想起されるかもしれません。...

第27回「[套路貸]をめぐる攻防と人間の成長」

2018年 11回目となりました。 今回は中国版の「雪だるま式借金貸し」について取り上げました。 日本では「もう昔の話」として語られる〇富士などのローン紛争が、中国ではまだ活発だということ。 指導性裁判例が公表されて息絶えるかと思いきや、予想に反して最高人民法院がさらに司法...

第26回「訴訟詐欺はなくなるか?」

2018年 10回目です。 今回は「訴訟詐欺」について取り上げました。 訴訟詐欺とは、裁判所を欺いて、相手から金品を巻き上げようとする行為を言います。 この訴訟詐欺について、今年9月に司法解釈がようやく公表されましたので、コラム記事として執筆しました。...

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